#044 公衆と選民のあいだを生きる

花松甲貴(ドラッカー学会理事、責任編集者)

 

仕事では人間関係を優先する

「人がいちばん大事だ」といい同時に「ヒューマンリソース」ともいう

決定に際して事実から出発する

リスクの最小化のために力を入れる

マネジメントを科学的にしようとする

やる気のための手当は必要だ

実のところ利益は報酬だと思う

利潤動機を取り除けば平等と平和が訪れると信じる

旅人を見たらあの人には気をつけよと知らせる

多様性という言葉を同じ村の仲間で語り合う

新しいコミュニティに上下関係を連れてゆく

ボランティアにもランチは用意されているものだ

夢と希望を持つ青年にまだ早いと助言する

貧乏人にあなたは貧乏なのだといってあげる必要がある

命からがら逃れた人に「いやあ、まったく知りませんでした」という

水平化する世界で賢く流れる考察に余念がない

そしてドラッカーは正しいと思っている

 

公衆と選民を分け隔てる壁を上り下りする

そのむこうの未来をつくれ

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