はじめに

ここでは、ドラッカーの門をくぐろうとする方々に向けて、これから一冊二冊と手にするのにふさわしい本を紹介していく。果てしなき知の世界を探訪する一つのきっかけにしていただければ幸いである。

肩の力を抜いて、心を開いて、老賢者ドラッカーに人生相談をするくらいの気持ちでページをめくってみてほしい。そして心ゆくまで、人生や仕事の悩みを打ち明けてみればいい。

ドラッカーは最初から高度な知識を持っているかどうかを重視しない。知識や方法論などは、後からいくらでも身につくからである。

大切なのは、考え方であり、姿勢である。ドラッカーは、人として最も大切な姿勢を「真摯さ」と呼び、とても大切にしていた。「真摯さ」さえあれば、飛び抜けた才能に恵まれなくとも、プロとして大成することが可能であると考えていたのである。

ただ一つ、ドラッカー特有の持ち味というものがある。それは「行動」が意味を持つということだ。彼はクライアントによく言っていた。

「私のコンサルティングを受けて、明日、具体的な行動がどう変わったかに関心がある」

明日を変えるためには、「今日、何をなすか」が意味を持つ。ぜひご自身の現場で生かしてみてほしい。

  • ドラッカー学会 Drucker Workshop